芹ヶ沢陶房まつり

楽しみにしていた”芹ヶ沢陶房まつり”へ行ってきました。

越生には陶房がいくつもあるということを知ったのも嬉しい発見でした。

昨年、たまたまFBを通じて知った”芹ヶ沢陶房まつり”。陶芸家、石川真理先生の芹ヶ沢窯で年に一回開催されます。昨年初めて訪れ、石川先生の作品と陶房を囲む景色に魅了され、「今年も必ず行こう!」と心待ちにしていました。

芹ヶ沢窯は越生町のあじさい街道沿いの山あいにあります。

あじさい街道の駐車場に車を停めて、陶房への近道(ちょっとした山道です!)を3分程昇ります。

昨年同様、ウエルカムティーを頂きました。梅雨の中の貴重な晴れ間。常温の麦茶と程よい酸味のピクルスが蒸し暑さを和らげてくれました。器はもちろん石川真理先生のもの。

石川先生の作品もさることながら、古民家の建物、建具、さりげなく活けた庭の花など、インテリアも影響を受けます。

石川真理先生は、親しみを感じる優しい笑顔で私たちに声をかけてくださり、私もつい調子に乗って話をしてしまいます。

今回購入した器は、石川先生もイチ押しのすり鉢。ご自身でも使いたいと思って作られたすり鉢とのことで、「ドレッシングをこのすり鉢で作ってこの中で野菜と和えて、そのまま器としても出せるでしょ」。石川先生の器の説明は、器に盛られたおいしそうな料理が想像できます。

大きめのすり鉢を持っていなかったので、丁度買おうと思っていたところ。タイミング良くこのすり鉢と出会ったのは、「買いましょう」ということか…と購入。

石川先生の作品の特徴のひとつは、この穏やかで淡いブルー。越生の梅の枝から作られている釉が出す色なのです。石川先生が生み出した釉薬で「梅の花が咲く頃の越生の空を思い”梅空釉(うめそらゆう)”と名付けました」とのこと。

穏やかでありながらしゃきっと元気をくれる色合いは、石川先生とおしゃべりをしたひと時を思い出します。「梅空釉」は石川真理先生のお人柄がそのまま反映されている気がします。

ちなみに昨年購入した器も”梅空釉”。私の手抜き料理を引き立たせてくれるので、出番が多いです。

こうして少しずつ越生にゆかりのあるものが増えていくのも、越生暮らしの楽しみになりました。


芹ヶ沢陶房まつりは明日10日までです。

芹ヶ沢陶房