私のコーヒー好きの原点。
面倒くさがり屋の私が、ガリガリと手挽きで豆を挽きポタポタとハンドドリップでコーヒーを淹れることを厭わないのは、この豆がきっかけだったのかもしれません。
「アスリートのブレンド」と名付けられたこのコーヒー豆は、東京都町田市にある昭和45年創業の「珈琲舎ROSSE」のもの。
ここのご主人とは、遡ること15年程前(そんなに月日が経ってしまっていたことにおどろき!)…当時、熱心にやっていた自転車に関するブログを通じて知り合いました。
他に知り合った自転車乗りの方々数名と、「このお店の珈琲を飲みに行こう!」ということになり、自転車を神奈川県の新川崎の駅まで輪行し、お店まで30キロの道のりを、景色を楽しみながらポタリング。
ROSSEに到着すると、穏やかなご主人の笑顔と美味しいコーヒーが程よく疲れた体を癒してくれました。この時に頂いたコーヒーが「アスリートのブレンド」だったのです。
何故「アスリート」なのかというと、ある日、ロードバイクに乗った外国人が豆を買いに来て、その人の注文した豆を配合したブレンドがとても美味しかったので、「アスリートのブレンド」と名付けて商品化したとのこと。
ここで頂いたコーヒーの味が、楽しい思い出と共に忘れられず15年。久しぶりに味わいたくなって今回ネットで注文しました。
いつの間にか疎遠になってしまっていたのですが、ご主人は私のことを覚えていてくださり有難い限り。
豆が十分に自分の力を発揮できるよう、丁寧に丁寧にお湯を含ませ、いつもの数倍“入魂の1杯”。
仕事を減らし、環境も変わり、心に少し余裕ができた今だからこそ、この思い出のコーヒーをゆっくりと味わいたくなったのかもしれません。
コーヒーを淹れる腕はまだまだだけど、これからじっくり自分好みの味が出せるよう精進します。
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