食器棚が、この家の購入を決め手となったと言っても過言ではないかも・・・!?
売主さんが残していった食器棚。この家を初めて内見に来た時に、ひとめぼれしました。
不動産屋さんに、頂いても良いかと尋ねるとOKの返事!
おそらく昭和40年代後半から50年代のものだと思います。
裏側に「長家具工芸」と印刷されたシールが貼ってありました。
取っ手、引戸の枠など細部にわたって丁寧に作られています。特にこの板戸の、木目を生かした美しいデザインに惚れ惚れします。
金具の類は一切使われていません。何十年も使っていたにも関わらず、ガタが無く、引戸は今でもスルスルとスムーズに動きます。
この家は90代のおばあちゃんが一人で住んでいたそうです。かつては家族の食器が並び毎日忙しく戸が開け閉めされた時代があり、やがてその回数が減り、そして静かに時を止めていた食器棚。
再び私たちが時を動かし始めました。おばあちゃんが喜んでくれていると良いのですが・・・。
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